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自宅で綺麗に染まるヘナの塗り方!美容師おすすめ天然100%ヘナもご紹介!

自宅で綺麗に染まるヘナの塗り方 美容師おすすめ天然100%ヘナもご紹介
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健康志向の方、ジアミンアレルギーを持っていてケミカルカラーで染められない方、髪質改善したい方などは、ヘアカラーの選択肢として天然100%ヘナをされている方も多いのではないでしょうか?

放置時間が長いことなどから、美容室で染めてもらうと天然100%ヘナ染めって結構長時間になってしまうし、お値段も決して安くはありませんよね。

美容室に行くまでの合間に、一度くらい自宅で染められたら…とチャレンジするも『何か綺麗に染まらない!』という経験はありませんか?

そこで今日は、自宅で綺麗に染まるヘナの塗り方やヘナペーストの作り方、ヘナに向いている人、期待される効果・効能とはどんなものか?などを詳しくご紹介したいと思います。

それではどうぞ最後までお付き合い下さい!

 

自宅で綺麗に染まるヘナの塗り方!

自宅で綺麗に染まるヘナの塗り方 現役美容師がおすすめ天然100%ヘナもご紹介

何十年と繰り返し染め続けても害がないヘナですが、染め方によってはしっかりと染まりません。

ちょっとしたコツとポイントをおさえるだけで格段に綺麗に染まるようになりますので、是非参考にしてみて下さいね。

それではさっそく見ていきましょう!

 

髪を洗って濡らした状態で塗る

ヘナペーストは一般のカラー剤と違って滑りが悪く塗りにくいので、素人が乾いた髪に塗るのはとても難しいです。

顔周りの一部だけとか、分け目だけなどの場合はよいですが、ヘナを塗るときはシャンプーで軽く洗って汚れを落とし、濡れた状態の髪に塗るようにしましょう。

 

水分量(粉の量とお湯の量は適切か?)

一般的にはヘナの粉の量:お湯の量=1:3(多くても3.5)です。

見た目の柔らかさの目安はマヨネーズくらいです。

出来れば生クリームを泡立てるくらいの気持ちでよく混ぜてペーストを作ると、空気が含まれて酸化促進されて染まりがよくなります!

よくダマは気にしなくて大丈夫との意見も散見されますが、なるべくダマが残らずなめらかな状態になるまでよく混ぜます。

製品によっても違いが出てくるのでメーカーの推奨している水分量を参考に、いっぺんにお湯を入れてしまわずに少しずつ様子をみて柔らかさの調節をしながらペーストを作ってみて下さい。

豆知識

枝や砂、不純物が含まれているヘナはダマになりやすく、ザラつき感のあるペーストに仕上がります。

 

最適なお湯の温度は?

ヘナの発色が1番よくなるお湯の温度は60℃

熱湯を使用しますと染まりが悪くなってしまうのでやめましょう。

ペーストを作ったら、温かく気持ちの良いうちに塗っていきます。

豆知識

ヘナは、ボディアートにも使われるように肌に染まってしまう特徴があるので、肌への染色を防ぎたい場所には、あらかじワセリンを塗っておくと安心です。

 

塗布量は充分か?

『ショートの50g~』
『ミディアム60g~』
『ロング80g~』
『リタッチ(根本のみ)30g~』

など塗布量の目安がメーカーの取扱説明書に書いてありますが、人によって髪の量も、頭の大きさも違うのであくまでも目安として考えて下さい。

また、伸びてきた根元だけを染める場合と、全体を染める場合でも用意する量がだいぶ異なってきます。

絶対におさえたいポイントは、髪の毛が見えないくらいにぽってりと置くイメージで塗るのがコツです。

髪の毛が透けて見えるようだと塗布量が少な過ぎなので、生え際や、分け目などしっかり染めたい目立つ部分は特に意識して厚めに塗ることが大切です。

豆知識

塗り終わったヘナが乾いてしまって、パサっと水分を含んでいない状態だと染まりません。塗布が終わったブロックごとに、ヘナが乾かないように小さく切ったラップをして乾燥を防ぐのもよい方法です!

 

放置時間は充分か?

放置時間は最低でも1時間以上は置きたいものです。

出来れば30分くらいは加温をしたいところですが、自宅の場合は温める機材のローラーボールなどがない状態ですので、

  • ラップで頭髪全体を包む
  • その上からホットタオルを巻く
  • 時々ドライヤーの風をあてて、全体的に温める

をやっていただけると、美容室で施術を行う場合に近い方法になると思いますのでやってみて下さい。

また、この時作ったヘナの水分量が多いと、放置時間中に色つきの液体が垂れてきて洋服についたりすると染まってしまうので注意が必要です。
(肩にタオルをかける、タオルでターバンをする等万が一の用意を忘れずに…)

豆知識

ヘナの放置時間に関しては3時間自然放置とも言われます。

『1時間ではヘナの有効成分の70%を捨ててしまっているのと同じ』と以前勉強会に出席した時のセミナーの講師が言っていましたので、本物の天然100%ヘナの場合であれば、放置時間を長めにとってヘナの成分を余すところなく髪に吸収させてみて下さい。

 

放置終了後に洗浄力の強いシャンプーで洗っていないか?

本来ヘナで染めた後はシャンプーは避けお湯で流すだけの方が理想的です。

なぜならシャンプー剤に含まれる界面活性剤がヘナの有効成分である『ローソニア・アルバ』を落としてしまうため、せっかくの染毛効果とコンディショニング効果がうすれてしまうので勿体ないからです。

出来れば成分が安定する3~4日は湯シャン出来れば尚BESTです。

 

ヘナの色を早く発色させる裏技とは?

自然のヘナやハーブは染色直後の色から3~4日かけて徐々に酸化がすすみ、本来の色味が確定されます。

もし、お出掛けの予定などがあり自然酸化をゆっくり待っていられない場合に、早く色を落ち着かせるとっておきの裏技がありますのでご紹介したいと思います。

『染めた食後にストレートアイロンをかけて酸化発色をを促進する!』

とっても簡単ですね。

アイロンの温度は150℃~180℃くらいでやってみて下さいね。

 

ヘナに向いている人は?期待される効果・効能とは?

自宅で綺麗に染まるヘナの塗り方 現役美容師がすすめる天然100%ヘナもご紹介

ヘナは新葉を乾燥させて粉末にしたものを言います(ミソハギ科の低木)

昔から染毛剤や、防腐剤、殺菌剤としても使用されたり、インドの伝承医学アーユルベーダでも、皮膚病の予防、止血、打撲傷、皮膚の炎症などの薬剤などとしても広く用いられてきました。

また草木染(くさきぞめ)としても染毛効果があり、コンディショニング効果、デトックス効果に優れていることなどから、随分前から日本でも取り入れられ自然派志向の方から注目を集め支持をされて来ました。

 

天然100%ヘナに向いている人

白髪率が高い方(天然100%でも明るく染めることが可能)
更年期障害の方
抜け毛、薄毛,細毛が気になる方
髪にハリ、コシ、ツヤが欲しい方
妊娠、授乳中の方
くせ毛が気になる方
皮膚が弱く、アレルギーのある方
薬を服用されている方
身体からのデトックス作用(血液の浄化作用)を期待する方

 

期待される効果・効能とは?

ヘナの効用・効果

①続けて使用することにより、毛根に詰まったシャンプー、染料のカス、老廃物を取り除き頭皮、毛根が健全化されるので、毛髪が改善されます。

②抜け毛、薄毛にも効果が高く、髪が細くコシがなくなっている人にもお勧めです。

③穏やかに髪や頭皮に直接作用するので持続性に優れ、パーマネントウェーブ、縮毛矯正等で傷めた髪を整えるトリートメント効果は抜群です。

④髪のキューティクルを引き締め傷んだところを調整します。
毛髪の一本一本をコーティングし太陽光線や大気汚染の害から保護します。

引用:ヘナ伝導師 グッチ 『ヘナ教本』より

また、ヘナは女性ホルモンに働きかけるので生理痛やPMSなど女性特有の悩みの改善、血圧が安定する、不眠症の悩みにも試してみる価値があると言われています。

 

おすすめ天然100%ヘナ

自宅で綺麗に染まるヘナの塗り方!美容師おすすめ天然100%ヘナもご紹介!

それでは一押し、天然100%ヘナをご紹介させていただきますね。

 

HQヘナ M-TECH

ヘナに使用される可能性のある化学物質13種類の成分分析検査において一切の検出なしの、安心安全の天然100%ヘナです。

ヘナは白髪率が多い場合、どうしてもオレンジ色が際立って取ってつけたような色になってしまうのが悩ましいところですが、こちらのHQヘナはオレンジの色味に深みがあって不自然に見えにくい事が特徴です。

また染める回数が増えるほど落ち着いたカッパー色になっていくのでおすすめです。

 

天然100%ヘナ?

巷では、天然100%とうたいながら『ピクラミン酸Na』『酸化剤』入りのものがあるので化学物質過敏症の方は特に注意が必要す。

厚生労働省もヘナの輸入に対して成分分析を行っていないのが現状です。

染料であるピクラミン酸はわずか0.2%~でも鮮やかなオレンジ色に染まると言われていますが、なかにはピクラミン酸を1%近く含有しているものあり、もはやヘアダイと言っても過言ではありません。

『30分で綺麗に染まる』などと早染めを強調するヘナは、体質によっては避けた方が賢明でしょう!

 

まとめ

自宅で綺麗に染まるヘナの塗り方 現役美容師がすすめる天然100%ヘナもご紹介

いかがだったでしょうか?

ケミカルカラーと違い染まり具合に差が出やすいヘナですが、少し工夫を加えることで自宅でも綺麗に染める事が出来ます。

頭皮や髪に負担をかけないばかりではなく、癖毛を改善させる効果、デトックス効果、血液の浄化作用まであるなんて、とっても魅力的ですよね?

ヘナを選ぶときは天然100%かどうか?

成分分析がしっかりされているものか?

を出来ればを確認して欲しいものです…

かの有名なクレオパトラも、自らの美しさ(神秘性)に利用していたとも言われているヘナ染め、ポイントをおさえて是非ご自宅でもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?